K-3にPROMINAR500mmF5.6FLを付けてみた


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くろムル | KOWA PROMINAR500mmF5.6FL | 15:37 | comments(2) | trackbacks(0) |

PROMINAR 500mm F5.6 FLを試して その2

PROMINAR 500mm F5.6 FLのマスターレンズは、カタログの工学系図を見れば判るとおり、BORG系の屈折望遠鏡光学系(2枚玉アクロマートや3枚玉アポクロマートのような色収差補正を施した対物レンズのみ)ではなく、カメラ用望遠レンズの様に全長短縮を目的とした前玉(総合凸レンズ系)+後玉(前玉よりは曲率の低い凹レンズ系)になっている。
このため、マスターレンズのみで7群7枚と複雑な光学系になっている。

更にレデューサーを内蔵したTX07マウントアダプターを装着すると、10群10枚構成になる。
その上、PENTAXのF AFアダプター1.7Xを装着すると。。
このテレコンの光学スペックは非公開だが、たとえばオリンパスのEC-20なら5群7枚、ニコンのTC-17E IIでも4群7枚もある。
仮に、5群7枚ならALLで15群17枚という高倍率超望遠ズームレンズに匹敵するような複雑な光学系に成る。。(^_^;)

PROMINAR

しかも、マスターレンズにレデューサとエクステンダーという相反する機能を持つレンズユニットを、AFを使用するがために装着しているのだ、、
光学原理主義者にとっては、この時点で「OUT!」と宣告するに違いない。

ところが。。

実写をしてみると、原理的にはそうなのかもしれないが、実際は低いコントラストで悩むこともなく、解像力もそこそこは有ることが判った。

確かに複雑なレンズはデメリットもあろうが、深いフードと長焦点ということから逆行の影響をもろに食らうことはまず無く、コーティングにより反射が抑えられているので、目立った欠点とは成っていないようだ。

テレコンも原理的に分解能を落とすはずだが。
実際に上から
(1)マスターレンズ+TX07マウントアダプター
(2)マスターレンズ+TX10マウントアダプター
(3)マスターレンズ+TX07マウントアダプター+F AFアダプター1.7X
(4)マスターレンズ+TX10マウントアダプター+F AFアダプター1.7X
という組み合わせで、絞り開放で撮影した結果(等倍)を示す。

tele01.jpg

tele02.jpg

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tele04.jpg

青い橋桁手前の速度規制を示す道路標識に注目してもらいたい。
結局最高速度「50」km/hをはっきり読み取れるのは
(4)マスターレンズ+TX10マウントアダプター+F AFアダプター1.7X
の組み合わせであることが判る。

この結果が全てのシチュエーションに当てはまる訳ではないが
少なくとも解像度の劣化より倍率の向上が高価として勝っており
トリミングしたようなものだと思えば十分な画質が得られている。

オリンパスのZDレンズと較べれば、さすがに解像度競争では分が悪い。
しかし、これ単体として見れば、そう悪い結果でもないと思うのだが。

それから、テレコンはさすがに平滑性はよろしくなく、中心部に較べ周辺部は流れやフレアも見られる。これを防ぎたければ、絞りを活用するべき。

上から
(1)絞り開放
(2)1段絞り
(3)2段絞り
で撮影した結果を示す。

tele11.jpg

tele12.jpg

tele13.jpg

絞れば締まりが出てくる。
けど思ったほどでもない?でしょうかね。
これはK-5がFAサークルではなくDAサークルであることに助けられているのかも。

絞りは、実は被写界深度を深くする効能が大きかったりする。
つまりピントのシビアさを少し緩和してくれるのだ。
こういう時、絞りが内蔵されていると良かったなぁと思う。

K-5で試した結果
マスターレンズ+TX07マウントアダプター+F AFアダプター1.7X
の組み合わせでは、昼間で1.5段まで絞ってもAFが作動した。

一方
マスターレンズ+TX10マウントアダプター+F AFアダプター1.7X
の組み合わせでは、半段でも絞るとAFが作動しなくなった。つまり解放のみのAF。

こういった結果から、画質は別にすれば、TX07マウントアダプター+F AFアダプター1.7Xのセットが使いやすい。実際手持ちでがんがんAFが効くから、撮っていて、とても楽しい。

絞りは絞ったままでは、より暗い軽いレンズを使う方が良い訳だから、もったいないという考え方もある。実際、これだけの長焦点となれば、出来るだけ高速なシャッター速度に設定してブレを防止したい。

周りの明るさを考えながら、最適な感度設定と絞り値を選べるように訓練したい。

欠点としてはF AFアダプター1.7Xのフォーカス稼働距離が限られているので、半AFとなること。
対象が近づいてきたら、マスターレンズのフォーカスリングを急いで調節せねば、ピン暈け写真の連発と成る(笑)

しかし、これは欠点だけでなく、対象がAFポイントからずれても稼働距離が短いので、ポイントに戻ると素早く合焦してくれるというメリットもある。使い方次第という訳だ。鍛錬、鍛錬。。

結果として、E-5+ZDレンズよりも軽い超望遠レンズシステムを組むことが出来たし、性能もまあまあで、実用十分。満足している。


 
くろムル | KOWA PROMINAR500mmF5.6FL | 00:03 | comments(0) | trackbacks(0) |

PROMINAR 500mm F5.6 FLを試して その1

コーワのこの製品を知ったのは、確か昨年のデジカメwtatch10月ぐらいの記事だ。
その時は「おおっ」と思ったがMFで高価なのでこりゃ無いとパスした。

それが一転して欲しくなったのは
PENTAXマウントがあること、絞りが内蔵していること、直焦点以外に、レデューサとエクステンダー(テレコンバータ)が用意されていたこと。

これまで鳥撮りはフォーサーズ(E-3/E-5)+超望遠ZDをメインとしてきた。
それはそれで十分満足する画像が撮れたし、重さもぎりぎりOKだった。

しかし、K-5の好感度耐性の凄さを体感したとき、こう感じた。

フォーサーズは小さい撮像素子により換算距離をフルサイズの倍に伸ばすことが出来、これが明るい口径比(F値)を維持したまま比較的軽いシステム重量を得ることに有利だった。

しかし、暗くても高感度にすればこれをカバーできる。
1段暗くても1段感度を上げればSS(シャッター速度)は同じ。

フォーサーズはISP800が限界で、そこから急激に荒れ始める。
もしK-5でISO3200が許容できれば、2段分稼ぐことが出来る。

プロミナーのマスターレンズにレデューサ(マウントアダプター「TX07」)を装着し、F4の350mmレンズに1.7×AFアダプターを装着すれば、F6.8まで落ちるがAFの効く超望遠レンズになるのでは、暗いのは感度でフォローすればよい、という考えが購入を後押しした。

心配は、マスターレンズ自体の画質、それにテレコンによる劣化具合。
これに関しては、ネットでも十分なデータが無く、少々心配だったが、人柱に成るしかないな(笑)と腹をくくった。
まぁスポッティングスコープでは大手であるし、ある程度のノウハウと、BORGより後に出る製品だから、メーカーもそれなりに設計/調整しているのではないかと(恐らくTSN-884の前玉φ88のフローライト光学系を流用しているのだろう)。

まぁ超望遠レンズとして失敗だったとしても、正立用のプリズムユニットを追加すれば、 スポッティングスコープにもなるし、コンデジで更に長焦点レンズとしても使用できる、というツブシも効くのも個人的には良かった点だ。
くろムル | KOWA PROMINAR500mmF5.6FL | 23:36 | comments(0) | trackbacks(0) |

コーワ プロミナー(PROMINAR) 500mmF5.6FL テスト撮影 その4

FLマスターレンズ+マウントアダプターTX10+PENTAX 1.7×AFコンバータ+K-5ボディ。換算焦点距離約1275mm。
絞り開放(F9.5相当) ISO640、SS:1/200。
全体をリサイズ。

test-850F0.jpg

中心部等倍。

test-850F0C.jpg

左端部等倍。

test-850F0L.jpg

絞り一段絞り(F14.3相当) ISO640、SS:1/100。ブレたかも。
中心部等倍。

test-850F1C.jpg

左端部等倍。

test-850F1L.jpg

絞り二段絞り(F19相当) ISO640、SS:1/50。ブレたかも。
中心部等倍。

test-850F2C.jpg

左端部等倍。

test-850F2L.jpg
 
くろムル | KOWA PROMINAR500mmF5.6FL | 22:15 | comments(0) | trackbacks(0) |

コーワ プロミナー(PROMINAR) 500mmF5.6FL テスト撮影 その3

FLマスターレンズ+マウントアダプターTX07+PENTAX 1.7×AFコンバータ+K-5ボディ。換算焦点距離約890mm。
絞り開放(F6.8相当) ISO640、SS:1/640。
全体をリサイズ。

test-595F0.jpg

中心部等倍。

test-595F0C.jpg

左端部等倍。

test-595F0L.jpg

絞り一段絞り(f10.2相当) ISO640、SS:1/400。
中心部等倍。

test-595F1C.jpg

左端部等倍。

test-595F1L.jpg

絞り二段絞り(F13.6相当) ISO640、SS:1/160。
中心部等倍。

test-595F2C.jpg

左端部等倍。

test-595F2L.jpg
 
くろムル | KOWA PROMINAR500mmF5.6FL | 22:10 | comments(0) | trackbacks(0) |

コーワ プロミナー(PROMINAR) 500mmF5.6FL テスト撮影 その2

FLマスターレンズ+マウントアダプターTX10+PENTAX K-5ボディ。換算焦点距離約750mm。
絞り開放(F5.6) ISO640、SS:1/1000。
全体をリサイズ。

test-500F0.jpg

中心部等倍。

test-500F0C.jpg

左端部等倍。

test-500F0L.jpg

絞り一段絞り(F8) ISO640、SS:1/640。
中心部等倍。

test-500F1C.jpg

左端部等倍。

test-500F1L

絞り二段絞り(F11) ISO640、SS:1/320。
中心部等倍。

test-500F2C.jpg

左端部等倍。

test-500F2L.jpg
 
くろムル | KOWA PROMINAR500mmF5.6FL | 22:01 | comments(0) | trackbacks(0) |

コーワ プロミナー(PROMINAR) 500mmF5.6FL テスト撮影 その1

コーワ プロミナー(PROMINAR)の解像力を試すテスト撮影。

共通設定(K-5ボディ)
JPEG撮影、サイズ16M、画質設定はプレミアム、D-Rangre設定:ハイライト補正ON、シャドー設定弱、撮影モード:PROGRAM AUTO、露出補正無し
フォーカスはMFに設定しライブビュー最大倍率にて手動でピント調整

まずは
FLマスターレンズ+マウントアダプターTX07+PENTAX K-5ボディ。換算焦点距離約525mm。
絞り開放(F4)
全体をリサイズ。ISO400、SS:1/2000。

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中心部等倍。

test-350F0C.jpg

左端部等倍。

test-350F0L.jpg

絞り一段絞り(F5.6)
中心部等倍。ISO400、SS:1/1000。

test-350F1C.jpg

左端部等倍。

test-350F1L.jpg

絞り二段絞り(F8)
中心部等倍。ISO400、SS:1/400。

test-350F2C.jpg

左端部等倍。

test-350F2L.jpg   
くろムル | KOWA PROMINAR500mmF5.6FL | 21:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
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