PENTAX K-5 ファーストインプレッション その2

K-5で期待したのは、AFの向上。
これは、もう期待通り(^^)

以前は暗いところ(ドイツでの早朝の街路撮影とか)では、AFが迷い、合焦マークが出ても後でPCで見ればピンぼけでがっかり、ということが多かった。
明らかにαやE-3に比べれば劣っていた点だった。

これはK-5で明らかに改善された。
まず暗いところで迷わなくなった。
ぱっと被写体に向けてシャッターが切れる時間が短くなった。
合焦精度も向上している。

ただ、ISO3200が常用できると、闇に近い状態でも手持ち撮影が出来る。そんな過酷な条件では。。やはりピンぼけになる。
この暗さだとファインダーで肉眼であわせようとしても困難なほど。
高感度マシンと成ったが故に、よりAFにはヒトの能力を大幅に超えた物を宿題として期待したい。

まぁこれは「欲」であって、実用上は他社機と比べ全く遜色ない程度にAF性能は向上したといえるだろう。

そして、PENTAX純正のSDMレンズを使用する限り、繰り出し速度は向上したようには思わなかった。しかしSIGMAの100-300を装着したのだが、まるでK-7とは別物のようにピントリングが高速で動き、まさにキャノンやニコン純正のごとく「シャッ、ピピッ」と一瞬で合焦するのには驚いた。

以前はこのレンズ、やっぱりサードパーティーだなぁという感じでMFが7割、という感じだったが、枝が邪魔しない条件なら、圧倒的にAFが速い!
モーター駆動レンズも切れが圧倒的に良くなった。

鳥撮りマシンとしてはK-7より戦闘力が2倍以上にアップした感じがする。

静止画向けまったりカメラという印象のあったペンタのKシリーズだが、K-5では格段の中身の進化を遂げ、オールマイティマシンに昇格したと思った。
これはレンズ欲が出そうで怖い。。


K-5の写りはJPEG撮って出しが実にシャープ。
だからレンズの優劣が如実に出る。
SIGMAの100-300もこんなにシャープな写りをするレンズだったんだなぁ。
感度に余裕が出たから、解放から一段もしくは二段絞っても、SSがぶれない速度をキープできるのが実に強み。

enkei01.jpg

enkei01L.jpg

あと、ペンタと言えば、独特の色目だ。
こんな感じに紫かぶりをすることが多い。

enkei02.jpg

この癖は「Photo of the day」の記事でも書かれているように、ネットでそうとう叩かれたようで、「ナチュラル」モードからはこの独自の色調感が失われている。実にニュートラルに撮影されるようになった(ペンタやパナはもともと色温度補正が忠実だし)。

しかし、MIYABIモードでは、この「改悪」がされていない。
「ああ、ペンタだなぁ」という味わいを得ることが出来る。
多少癖が無くっちゃ、どこもあれも校正された計器のように同じ結果が出るのであれば、カメラを選ぶ魅力も減ってしまう、と私は思う。

相変わらず、無加工のJPEGで緑が美しく撮れる。
それはK20D、そしてK-7からの美点を引き継いだ。嬉しくなってしまう。
鳥撮りに出かけても、ペンタを持って行けばいつの間にか緑を撮影している自分が居る。

midori01.jpg

midori02

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くろムル | PENTAX K-5 | 20:18 | comments(2) | trackbacks(0) |

PENTAX K-5 ファーストインプレッション その1

手に入れたものの忙殺されていて、まだちゃんと使えていない段階だけれど、時期を逃しすぎてもUPするのが辛くなるので、このへんで(^_^;)

見た感じ、持った感じ、触った感じ。
ほとんどといってK-7と変わりなし。
ロゴマークさえ加工しちゃえばK-7と言われて信じるぐらい(笑)
よく見れば、モードセレクト用ダイヤルが高く(厚く)なって操作しやすく成っているとか。
RAW切替えボタンの表記が判っているとか、AFセレクタダイヤルが変わったとか。
その程度で、代わり映え感、ゼロ。

k5-02.jpg

じゃあそれが悪いのかというと、全く。
防塵防滴、中級機として十分な機能が組み込まれた上で金属製の頑強なこのボディで
この大きさ、この重さは文句なし。
その上、やや無骨で男らしいデザインもK-7継承でむしろOK。

しかし、シャッターを切ってみれば、中身が大幅に変わっていることが直ぐに体感できる。


まずはシャッター音。
「カシャッ」
ではなく
「ポコッ」
という感じのむちゃくちゃ消音が効いた音。

撃ったこと無いけど、ピストルのサイレンサーってこんな感じかなという
模範的消音効果が得られている。
これは街角スナップでも、鳥撮りでも、撮影音が低く抑えられていて効果的。

連射モードにすると7コマ/秒の連射がものすごくあっさりと行われる。
ぐおーーーー
とがんばってる感がない。
「パコパコパコパコパコパコパコパコパコパコパコパコ。。」
って感じで(笑)

いやー
本当にミラーボックスは別物に成ったのだなと。

α55はハーフミラーを使用しているので、ミラーショックが原則無い。
じゃあ、ショックがないかというと、フォーカルプレーンシャッターが結構勇ましい。
なので、実はミラーショックを伴うK-5の連射だが、ショック、騒音、ともにK-5が優れているのではないかと感じるほどだ。

速度に関しては、7コマ/秒はα55には劣るが(α33と同等)、もう十分という感じ。
しかもJPEGではバッファ量も十分で10コマ以上連射しても何も問題ない。
(RAWの連射速度を上げるファームウエアアップも今月行われる予定)

撮影レスポンス、静粛性に関しては、相当成熟したなと。もうこれで十二分。
α900の様に、歯切れの良いメカ音ではなく「カメラで撮ってる感」は低いが、実用性はこっちが上だ。


次に驚くのは。
ISOをAUTOにして、少しくらい被写体に向けると、直ぐにISO3200まで上がることだ。
確かK-7はディフォルト上限が800だったはず。一気に上が伸びた。

k5-03.jpg

逆に言うと、高感度耐性によっぽど自信があるのだろう。

確かに、発売前にリークした高感度の撮影サンプルなど見ると、驚くほど高感度ノイズが低減されていた。では実際のところどうだろうか。

試し撮りをしたが、確かに特に暗いところでないと、ISO3200でも全く問題ない。
等倍で見ると、確かに高感度ノイズを押さえ込んだような画像処理による劣化が見られる。

しかし、それも1/2以下にリサイズすれば違和感は無くなる。
そして画像処理エンジンが、ファンデーションの様にツルツルに処理(替わりにディテールが失われる)するのでは無く、若干荒い感じに仕上がる替わりに、解像感が残されている。
この辺りはPENTAXの意地が感じられて好ましい。

SONYのNEXやα55もISO3200でも十分風景が実用になるが、解像感は明らかに損なわれる。
この辺りは味付けがお店によって異なるみたいなもので、優劣より好みだろうか。

裏山の携帯電話用電波塔を撮影したサンプル。
レンズはSIGMA 100-300mm 1:4APO DG EX。焦点距離100mm(換算150mm)。
ISO3200、絞り優先AUTO、F:9.0、SS:1/3200。
JPEG取って出し(FINE)。
まずは全体をリサイズ。

ISO3200-01.jpg

次に部分的に等倍で。
技術の進歩とは凄いものだ。
APS-Cサイズ素子でここまで高感度耐性が上がるのだから。

ISO3200-01L.jpg

ちなみに、これは同レンズでISO800で撮影したサンプル。
まずは全体。

iso800-01.jpg

等倍。

iso800-01L.jpg

ISO800でも少しざらっとした感じが等倍ではする。なので風景目的ではISO400以下に抑える方が無難かもしれない。むしろ、感度を上げていってもISO800からの劣化が低いところがこのカメラの凄いところかもしれない。

 
くろムル | PENTAX K-5 | 19:30 | comments(2) | trackbacks(0) |
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